米シティ赤字転落、サブプライム住宅ローン問題焦げ付きで損失2・4兆円
サブプライム,住宅ローン,シティグループ,シティ,メリルリンチ米銀行最大手のシティグループが15日発表した2007年10~12月期決算で、
米国の低所得者向け住宅融資「サブプライム住宅ローン」による損失が
222億ドル(約2兆4000億円)となった。
07年下半期(7~12月)の損失額は
計286億ドル(約3兆1000億円)に達した。
サブプライム住宅ローン関連の証券化商品は評価が難しい上に、
同じ証券化商品に組み込まれたサブプライム以外の住宅ローンでも評価損が膨らんだ。
資本ベースを強化するため、優先転換証券の発行を通じて少なくとも
145億ドル(約1兆6000億円)調達することを明らかにした。
また、四半期配当を41%削減するとともに、
4200人の人員削減を決めた。
シティグループはサブプライム住宅ローン関連で
181億ドルの評価損を計上したことにより、
1998年に合併で誕生して以降、四半期として初めて赤字となった。
既にシンガポール政府投資公社(GIC)が68億ドル余りの出資を発表したほか、
クウェート投資庁やサウジアラビアのアルワリード王子なども増資に応じたという。
サブプライム住宅ローン問題を巡っては、
米証券大手メリルリンチが07年7~9月期に79億ドルの損失を計上して
6年ぶりの最終赤字に転落。
スイスUBSも昨年12月、新たに100億ドル(1兆1200億円)の
損失処理を発表、累計損失は1兆6000億円に膨らみ、
GICなどの出資で総額1兆9200億円の巨額増資を
サブプライム住宅ローン問題をうけて実施する方針を発表している。